「Eーラーニングは対面研修を超えるか」という記事がありました。

そもそも「E-ラーニング」と「対面研修」は別物ですので、比較すること事態がどうかと思います。研修内容によっては、E-ラーニングの方が効率的なものもあるし、対面研修でないと効果が得られないものもあります。

効率を考えると、E-ラーニングがリード。研修成果を上げたいものは、E-ラーニングだけでは難しいようです。

⭐E-ラーニングのメリット

・パソコン(スマホ)があればオフィスでも家でも出来る

・一同が会する必要がないので、学習時間を作りやすい

・会場を特定しなくても良いので、交通費がかからない

・繰り返し何度でも学習することが出来る

<知識の習得だけを目的とした研修であるなら、E-ラーニングは効率の良い研修方法と言えます。>

⭐E-ラーニングのデメリット

E-ラーニングのデメリットは、実際に利用している皆さんの声を掲載します。手軽に実施は出来ても、効果としては薄いというのが多くの意見のようです。

・eラーニングは怠けようと思えばいくらでも怠けられる。

・eラーニングって、受講しても何一つ響くものがなく、かかるコストに見合う効果は得られない。 利用しているのは、知識・技能の習得よりも、受講したという履歴だけを必要とする大企業とか公務員くらいじゃないのか? 強いて言うなら、ひとりで読書ができない無能力者向けの電子紙芝居。

・記憶に残らないから学習する方としては効果は薄い。 管理職が研修を実施したログ残しには有効な手段。なので真剣に学びたい人にはおススメできない。

・座学は十分だと思うよ 。ただ、他人の経験に触れるのはやっぱり対面でキャッチボールがいい

・オンライン研修は「やりました!」という実績を残す行為で終わってしまう。 記憶に残って身にならないと研修は意味が無い。

・e-ラーニング自体は以前から取り入れられていたけど、上手に使えば普通に良いツールだと思う。 学校や予備校なんかもそうだけど、いわゆるインプット型の内容であったり、比較的単純作業の練習をさせるのであればむしろ効果が出ることも。

・eラーニングなんて誰も見てないよ。 ポチポチやって受講済にするだけで、意味なんて全くないよ。 ただ無駄なシステムを金かけて作って、教育はやってます! 記録もありますって、エビデンス残してるだけじゃんか。 本当に重要な事は、対人でやるよ。

・人間は五感をフルに使って経験する。対面型の研修とeラーニングは、そもそも別物。知識を身につけるだけなら、eラーニングが効率は良い。

・社員の成長という視点で研修を実施するのなら、対面型がベスト。eラーニングでは厳しいだろう。


日本ではまだタブレット教育を推奨しているようですが、近年、スイスやアメリカでは、E-ラーニングから対面授業、タブレット教育から紙の教科書への転換が行われています。学力の低下が見られたことが原因のようです。

実は、私もタブレットで読んだ本、なぜか時間が経つと本の内容が思い出せないんですよね。紙の本ではそういうことはないのに、不思議ですね。

書籍は物体であり、装丁や重さ、紙質などの物体としての個性が記憶され、記憶のインデックスが多いために記憶を引き出しやすい。これに対して電子書籍は、物体としての個性が無いので、記憶の引き出しようが無いという説もあるようです。

研修も似ていますよね。研修会場に行くまでの朝の空気や街並みも、記憶に残っています。休憩時間に飲んだオレンジジュースが美味しかったとか、そういう物理的な記憶と一緒に、研修そのものも記憶されているようにも思えます。心に残るものは、リアルに勝るものはないのかな。なんてことも思います。