星の数ほどある研修会社、どこに依頼するか悩みますよね。

研修は肌で感じる部分が大きいので、ホームページやパンフレットだけではわからない事がたくさんあります。無料のセミナーをお願いしてみるのも一つの方法です。

私が大切にしてきたことは、研修会社との意思疎通です。ヒアリング力やコンサルタント力のある担当者だと研修も上手くいきます。そして私自身も考え方や組み立て方法など、勉強になりました。

リクルートマネジメントソリューションズは時代感覚に優れた研修会社です。
「7つの習慣」セミナー(フランクリン・コヴィー・ジャパン)を筆頭に、数多くのプログラムがあります。自社においてどのような研修が必要かが明確になっている企業に適しています。研修のクオリティの高さにも定評があります。

グリーンサン企画は研修のクオリティの高さで定評のある研修会社です。
講師が全員ベテランクラスであることから、失敗のない研修会社とも言えます。また、研修を販売するのではなく、企業の問題解決を行うというスタンスで行っている「オリジナル研修」が多くの企業から支持を受けています。事前のヒアリングや研修後のフィードバックの手厚さも特徴的です。

オンライン研修の質と量に関しては、申し分のない研修会社です。4600本以上の動画コンテンツを有し、視聴者のニーズにしっかりと応えています。また、「学び放題」という定額のオンラインコースを提供しています。コロナ禍で対面型研修が出来なくなった時期には、社員の育成に大いに貢献された研修会社です。

アイウィルは意識・行動・習慣を変えることを目的とした訓練を行う研修会社です。
表面的な知識や体験ではなく、人間の根幹部分を変化・成長させる研修として、合宿→通信教育→合宿という3段階で構成された「元に戻らない」研修スタイルを実施しています。情熱的な講師が多く、企業の方針と一致すれば強力な研修パートナーとなる研修会社です。

富士通ラーニングメディアは、豊富なプログラムと企画力に定評がある研修会社です。
「いい会社」「強い会社」を作るための「人材育成」をモットーとしています。また、 eラーニングによる研修プログラムも用意されており、IT研修やヒューマンビジネススキル研修など、約250ものコースを開設しています。

モチベーションアップを幹とした研修を提供する会社です。
2000年に創業し、当時は若く新しいデザインとコンセプトが話題になりました。最近では「モチアカ」という中高生の学習塾の運営も行っています。

アルーは、グローバル人材育成を柱にしている研修会社です。
シンガポール、中国、インドをはじめ、アジア各国に現地法人を置いて、サービス体制を構築しています。企業の海外事業展開、グローバル人材、グローバルリーダーの輩出を目的としています。

ジェイックは「7つの習慣」のフランクリン・コヴィー・ジャパンと業務提携をしている会社です。
また、研修だけではなく、就職支援にも力を入れており、20代の若者を教育してから企業に紹介する「就職カレッジ」や「女子カレッジ」「30代カレッジ」など、時代のニーズを敏感に捉えたビジネスモデルは秀逸です。

日本生産性本部は「生産性の船」という洋上研修で有名な研修会社です。
洋上という特殊な環境の中で、抵抗感なく自発性と集中力が発揮できる研修です。参加者の中には、人生感が変わったという受講者もいます。また、日本生産性本部は「レジャー白書」「日本的雇用~人事の変容に関する調査」「新入社員・春の意識調査」など、活発な調査とそれを広く公開している会社です。


こんな研修会社はご用心!

研修は費用がかかるし、実際にやってみないと見えない部分が大きいので、どうしても大手が安心と思ってしまいます。私も以前はそうでした。ある大手の研修会社にお願いしたことがあります。そこは講座数が豊富なところが特徴だったのですが、なんとなんと、営業社員が講師になっていたのです。それでも内容が良ければ良かったのですが、なんとも薄い中身でした。専門の講師ではない社員さんが人前に立っているところは、ちょっとお勧めできません。

やはり、社員研修では、講師の力量は重要だと思うのです。

せっかく時間もお金もかけて研修するのだから、刺激や気付きはたくさん欲しい。出来ることなら「人生変わった!」とか、「見える世界が違ってみえる!」とか、10年たっても思い出せるような研修であって欲しいと思っています。

ちょっとしたコツ

冒頭で、研修会社との意思疎通を大切にしていると書きましたが、その背景には、実はちょっと痛いエピソードがあるのです。

私が研修担当になって、まだ間もない頃のこと。これまで社内で行っていた新入社員研修を外部の研修会社に依頼してみようという話になりました。

上司から研修会社のピックアップを頼まれました。私はいくつかの会社をリストアップし、営業担当者を呼んで話を聞くことにしました。

その面談には上司も同席しましたが、ほとんど発言することはありませんでした。相手は営業担当、特に緊張することもなく、困ることもありませんでした。

その時の私は、「研修会社の特徴や強みを調べること」に焦点をあてていたのです。

数日後、今度は上司が呼んだ研修会社の営業さんとの面談に同席することになりました。

私はその時、雷で打たれたような衝撃を受けました。

先日の自分の面談が恥ずかしくなり、穴があったら入りたい気持ちに襲われたのです。相手は営業、どこかでこっちが上でそっちが下と思っていたのかも知れません。いえ、確かにそう思っていました。相手にとってこちらがお客様だと。

ところが上司は違っていました。腰が低いとかではなくて、相手に何ができるのかを問う姿勢でもなく、我が社が考えている新入社員の育成について、語りはじめたのです。

私は、こちらの情報を研修会社に見せることは全くしていませんでした。教育方針なんて、契約がきまってから話せばいいくらいに思っていました。

上司の面談は、目の前にいる相手が、我が社の方針に共感してくれるか、真摯に受け止めてくれるか、更には、それ以上のアドバイスを与えてくれる存在か、ということまで至るのだと、感心しました。

こちらが正体を隠していては、本当の対話にならないばかりか、実りある時間にもなりません。

一時が万事です。もしかすると、私の態度は社員の皆さんにも同じことをしていたのかも知れないと、はっとしました。

この気付きがなければ、おそらく採用面接でも同じことをしていたかも知れません。こちらが選ぶ側。そんな意識でいたでしょう。しかし、それも間違いです。こちらが選ぶと同時に、相手にも選ばれているのです。

真摯な姿勢で向き合う。

不思議なことに、目のまえの相手に敬意を示して、真摯に向き合うようにしただけで、世界が広がったような気がします。人間関係が豊かになったのは、間違いありません。